代々木上原耳鼻咽喉科 鈴木貴裕院長インタビュー(2019.5.21)

(聞き手 ピーエス株式会社 代表取締役 平山武久)

 

こちらの耳鼻咽喉科は2016年8月1日に開業され、治療室、待合室にPS HR-Cと+Cを設置、さらに加湿器の導入もされています。

医療の現場における室内気候について、医師として、また一ユーザーとしての立場から、様々なお話をお聞かせいただきました。

 

―以前お話を伺った時、使いやすい空間と患者さんのプライバシーを両立することがひとつの重要なポイントだとお聞きしました。この二年半、PS HR‐Cとピーエスの加湿器を色々な季節で使っていただいて、率直なご感想があれば教えていただけますか。

鈴木院長(以下敬称略)「それはもう、空気環境としては最高なんじゃないかと言えると思います。ピーエスのラジエータ自体もそうですが、加湿器も思った以上に良くて。この二つがきっちり組み合わさることで、より快適性が増していると感じていますね」

鈴木貴裕院長。診察室にて

 

―快適性という意味では、患者さんにとって、もしくはここに長時間いらっしゃる鈴木先生やスタッフの方にとって、ニーズは違いますか。

鈴木「そうですね、やはりここに一番長くいる僕らが快適というのが、まずは一番重要なことだと思っています。冬場は風邪やインフルエンザなど風邪症状が中心ですから、そういう患者さんにとっても、加湿は大切です。喉がガラガラしているといって来院した方が、待合室で待っている間に、湿度でうるおって改善されたという声もあるんですよ」

 

―いるだけで良くなったと。

鈴木「そうなんです(笑)。そして、これだけ多くの患者さんを診ていて、僕らが調子悪くならないのが大事なことですね。開業する前、大学での勤務や、外勤といって他のクリニックでの仕事も経験しましたが、大抵は年に一、二回、風邪を引いたり、副鼻腔炎が続いたりということがありました。

開業して加湿などに気を配るようになってから、冬も風邪症状がほとんど出なくなりましたね。スタッフもそうです。スタッフが良いコンディションでいることが大切なので、本当に助かっています。夏場も適度に湿度が取れているので、あまり気温が下がっていなくても、涼しく感じます」

 

―それを伺って、とても嬉しいですね。

鈴木「それから、うちのクリニックでは、時間での予約を受け付けていないのです。内容によっては3分で治療が終わることもあるし、20分くらいかかることもあるので。冬季などインフルエンザが流行する時期には、待ち時間がやはり長くなりますので、待合室の環境は本当に大切ですね」

心地よい待合室。中央にそびえる+Cの柱は、夏の湿度をやわらげる。モニター横の壁面には、冬に活躍する加湿器の吹き出し口が

待合室の+Cのアップ

 

―いつ頃から冷房運転なさっていますか。

鈴木「今年は4月の終わりに結構暑くなったときから、高めの温度設定でつけ始めて、それが冷房への切り替えになりました。春先と秋口は、朝晩の温度差が激しいので、一番難しいです。天気予報を見ながら、温度を2~3℃上下に動かしたりして、調整しています。エアコンも一応あるのですが、今シーズンで使用したのは、ほぼ一回だけですね。全ての運転を止めていたお正月休み明けに、室内が冷え切っていたので使ったくらい。普段はピーエスのシステムと給排気を常時運転して、加湿器は営業時間内だけ使用しています」

 

―なるほど。お掃除等はどうされていますか。

鈴木「冬はホコリがついたら、静電気ブラシでやる程度。夏はカビなどがつかないように、タオルで見えないところも軽く掃除したりしていますね。それで十分な感じです」

 

―ここにいると、清潔感があって明るくて、治療に来た子供たちも落ち着ける場所に感じますが、空間的な工夫はされているのですか。

鈴木「色には一応こだわっています。青みがあるものを中心にして、オレンジをビタミンカラーとしてワンポイント入れたかったのです。待合スペースはフローリングで椅子もシックな感じにホテルの待合をイメージして、治療スペースは、ここは病院だと分かるように、医療の雰囲気として分けています」

 

―いらっしゃる患者さんは、口コミで来られる方が多いのですか?

鈴木「口コミが多いですね。あまり自分から、患者さん獲得のための発信はしていないかもしれないです。うちには結構、遠方から来られる方も多くて、一番遠い方は鹿児島からいらしています。変な話ですが、患者さんが沢山来られて忙しくなるより、特に初診の方に対してしっかり話を聞く時間が取れる方が、大切だと思っているんです。忙しいばかりで、説明の質が悪くなるのが一番困りますしね。開業してから最初のうちは、ゆっくりゆっくりやっていきたいと思って務めてきました。今年三期めですが、一年目と同じようなペースで患者さんが増えているのは、ありがたいことですね」

 

―鈴木先生のお父様もお医者様で、ご自身のクリニックでピーエスの製品をお使いだったのですよね。

鈴木「そうなんです。父のクリニックにあったのは35年前のまだ暖房機能のみのPS HRヒータでした。自分のクリニックを持つことになり、冷暖房ができるPSHR-Cを知ったのでそちらにしたら、父が、お前のとこだけいいなあーと(笑)。これからも様々なクリニックで空気環境が重要なものとして認識されていくのではないかと思いますね」

―どうもありがとうございました。

診察室。オレンジがポイントのPS HR-C

 

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PS HR−C(除湿型放射冷暖房システム)

風ではなく、放射と自然対流の2つの熱の伝わり方を利用した冷暖房。

自然の気候に寄り添った、快適な活動空間を実現します。

 

 

 

 

PS HR−C+C(除湿型放射冷暖房システム)

PS HR−Cに比べ、放射よりも自然対流の比率が高く、除湿力が高くなっています。

身体に優しい、柔らかな涼しさが特徴で、クリニック、寝室、オフィスなどに適しています。

素材が銅で、メンテナンスがより簡単なのも特徴。

 

 

 

 

 

加湿器

ピーエスの加湿器は、それぞれの用途に合わせてクリーンルームやクリニック、博物館、音楽施設など、幅広い施設で用いられています。

高精度な湿度制御が可能であり、設置からメンテナンスまで、安心してお任せいただけます

 

 

※ ラジエータ:熱放射システムの英語名。

 

https://ps-group.co.jp

(ピーエスグループHP)

https://ps-group.co.jp/product/lineup-r/hr-c

(PS HR-C製品情報)

 

 

 

 

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