窓辺の小さなオフィスから
東京、代々木公園に面して大きく開かれた5階の窓。
この窓は、私と東京の自然をつなぐ通り道。
2月の太陽は強大。
窓の外には、昇ったばかりの太陽に照らし出された公園の森が、嬉々として輝いている。
そして、窓辺に並ぶ、パキラ、ゴムノキ、ポトス、ドラセナ、スパティフィラム、アグラネオマなど… 多種の室内植物は、緑のカーテンとなって、柔らかく2月の太陽を受け止めながら、室内を緑の輝きで満たしてくれる。
室内には、ゆったりとした空気が循環していて、空気の鮮度がとても高い。
温水を循環させ、放射の力でじんわりと温めるPSの放射冷暖房システムPS HR-Cでつくられるのが、この室内の気候。人工的な風や音を感じたり、心や身体が寒さにおびえることなく、適切な状態が生まれ、私たちをいつも活動的にしてくれる。
大きな窓の一部はいつも少し開かれていて、2月のピリッとした新鮮な空気が、脳の中を通り抜けてくようだし、
太陽と雲の動きに合わせて、公園で遊ぶ子どもたちの声や、外の様子の移り変わりも少しずつ感じられる。
「少ししっとりしてきた…」と肌で感じると、
外はもう雲がちの空に変わっていて、数時間すると、ポツポツ雨がやってくる。
「グッと冷えてきたな」と思って外を見やると、雨粒は大きな牡丹雪に変わっている。
窓の外に広がる自然の舞台装置に、取り込まれてしまったような錯覚に陥る。
東京の2月は、こんなにドラスティックなのかと日々驚かされる。
やわらかな変化のリズムと、時折現れる少し刺激的な自然の姿が隣り合った、こんな窓辺のオフィスの気候を、新しい発想をつくり出す人たちの知的創造空間に取り入れてみてはいかがでしょうか。
PS dialogue 2015.02
2月の東京は、
春に向けて駆け出すのにピッタリの、とても創造的な気候です!(C)
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