東京の最高気温はもはや30℃を連日のように超えるのが普通のことになってきました。
じりじり照りつける苛烈な日差し、暑さをたっぷり含んだ湿気で重くなった大気、わんわん夏を歌い上げるセミたちのコーラスはもう、東京の夏のお約束。とはいえ、夏と言えば暑さだけではなくって、電車に乗れば、あっという間に汗をきんきんの冷え冷えにするとびきりの冷風が吹き付けてくる。くしゃみが思わず一つ。
東京の夏はなかなかハード。
東京のオフィス、ピーエス・ジャングルは、こんなあつあつのお湯のプールを泳いでいるような東京の夏のなかに、ひっそりと息を潜めるオアシスです。
ここを訪れる人は、いつも最初にびっくりするよう。この涼しさはどこからやってくるの?冷たい風は、どこからもふいてきません。ひたひたと打ち寄せる波のように、ここには静かな涼しさが満ちているのです。扉をあけたら、軽井沢にきてしまったよう。そんな風に言う人もいます。さあ、汗も引いて体に元気が戻ってきたら、また右を向いても左を向いても夏しかない東京にくりだしましょう。帽子を忘れずに!
夜になると、やっとどこかに出かけてしまっていた涼しさが東京の夏にも戻ってきます。ゆるゆると団扇で風をおくりながら、夏のご馳走、鮮やかな緑色した枝豆につやつやのとうもろこし、みずみずしい西瓜、芳しい桃なんか並べて星を数えるのは、それでもやっぱり恵み多き東京の夏のお楽しみです。
PS dialogue 2014.8