「春雨じゃ 濡れていこう」

雨が、冬の雨から、春の雨にかわりました。
冷たくてよそよそしかった雨粒が、
ほんのりとあたたかくてみずみずしくなる。
そう、ちょっとそこまで行くくらいだったら、
傘なんてささずにこのやわらかい春の雨に濡れていこう。
春の雨には、そんな不思議な魅力があります。
もしかしたら、冬の間地面のなかで眠りこけていた種を、
やさしく目覚めさせ、たっぷりと水を飲ませて、
芽吹きへうながす雨だからかもしれません。

傘のかげに隠れずに歩けば、
ほら、木々が土が、葉っぱの一枚一枚までが、
雨の恵みを一身に受けて喜んでいることがよくわかります。
さあ、むねいっぱいに空気を吸い込んでみましょう。
からだ中に、新しい命の息吹が雨の潤いをたたえてすみずみまで行きわたるのが感じられるはずです。
まるで、細胞のひとつひとつが水をふくんで、
いきいきと生まれかわるよう。

さて、心も体も春の雨にしっとりと濡れて帰ったそのあと。
ぬれたコートと靴は、玄関のPS HR(E)でしっかり乾かしましょう。
それから、からだが冷えてしまわないように、
春もほんのり暖かいピーエスのシャワールームで、
熱いシャワーをさっと浴びて、ついでに少しストレッチ。

どうですか、あなたの中に眠っていた種は、目を覚ましたのではありませんか。

PS dialogue 2014.4

 

 

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