ひらひらと、たよりなく舞う蝶を見ると、
自然がつくりだす美の繊細さ、儚さに思わず息をのんでしまいます。
なんのために、自然はこんなにもうつくしい生き物をつくるのでしょうか。
ほら、蝶はいま、あなたの肩のうえで休んでいますよ。
ゆっくり翅をうごかして、まるで何か考えごとをしているみたい。
さて、この蝶はいま、なにを思っているのでしょうか。
もしかしたら、ここは快適だなぁと考えているのかも。
あるいは、寒すぎるなぁと思っているのかもしれません。
あなたに快・不快の感覚があるように、
蝶にも快・不快があります。
たとえば、人間にはなんともないような風でも、
蝶にとってはひらひら飛び回ることをゆるさない大きな障害となってしまうのです。
だから人工的な風のないピーエスの室内気候は、
蝶にとっての快適な気候。
蝶のまなざしから、空間の快適さを考えること。
それが蝶のためのピーエスの室内気候のアプローチです。
PS dialogue 2014.3