高齢者のための活動空間

 

「若さは若者にあげるにはあまりにも惜しい」
イギリスの作家、ジョージ・バーナード・ショー(1856-1950)の言葉です。

あれもしたい、これもしたい、と自分らしく活動的に日々を過ごすことに人生の質を見出すようになった年代には、もう肉体的な活動性が弱まってしまっている、という人生の皮肉を感じさせる言葉です。年をとればとるほど、若く健康的になれれば良いのに…と思ってしまいます。

生物学的なことは仕方がありません。しかし、高齢者がこもりがちになる一つの原因は、空間デザインと室内気候のデザインにもあるかもしれません。
例えば冬に室内が寒かったら、寒さに震えて心も体も縮こまってしまいます。服を着込んで猫のようにじっと座って過ごすだけの日々になってしまうかもしれません。寒い浴室や廊下を敬遠して、活動範囲が狭まってしまいそうです。夏に室内がじめじめとしていたら、3ヶ月、ぼーっとすることが仕事になってしまうかもしれません。

高齢者に朝気持ちよく起床して朝食を楽しんでもらいたいと思ったら、朝を快適に過ごせる空間が必要です。入浴をリフレッシュやリラックスのために活用できるようにしたいなら、暖かくて快適な浴室が必要です。ストレッチやウォーキングなど、室内でもっと自由に体を動かす生活習慣を送ってもらいたいのであれば、広い廊下や昇りやすい階段が必要です。アウトドアでの活動も楽しんでもらいたいなら、外に出るのがわくわくするような快適な玄関やテラスが必要です。環境の影響を受けやすい高齢者に、活動的で健康的な生活を送ってもらうために、高齢者にとって快適な“活動空間”をつくりましょう。それは、もっと活動したくなる、もっと思考したくなる、人生の価値を高める空間です。

ピーエスは、人間活動のベースとなる健康的で快適な室内気候を作ります。ピーエスの除湿型放射冷暖房PS HR-Cなら、春夏秋冬を穏やかに室内に取り入れながら自然に近い室内気候を生み出し、広くて快適な廊下や、庭と穏やかにつながる開放的なリビングなどの空間デザインを可能にします。そして不自然な風と音もない、読書や瞑想にふさわしい静寂の空間が生まれます。
高齢者のための活動空間、ぜひピーエスといっしょに創りましょう！

PS dialogue 2013.12

 

 

 

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