「ユリーカ!(わかった!)」と大声で叫んで、ギリシアの偉大な数学者であり物理学者であったアルキメデスは、お風呂から跳びあがると、はだかのまま一目散に表通りまで駆け出しました。ずっと頭をなやませていた問題の答えが、ひらめいたのです。彼が発見したのは、浮力という新しい力の原理でした。
水の中では、重力とは逆の上に向かってものを浮かす力が働いているという世紀のひらめきの舞台となったのは、なんとお風呂のなかだったのでした。アルキメデスは、実際に浴槽の中で自分の身体に浮力の作用を見つけたことから、この原理の発見に至ったと言います。
しかし、はたしてそれだけでしょうか。まだよくわかっていないことですが、ひとの脳波には四つの種類があって、それぞれ私たちの精神や身体の状態で変化をするといわれています。集中力や記憶力が増すとき、あるいはひらめきが訪れるときの脳波はα波やΘ(シータ)波と言われていますが、これらには共通点があります。これらは、心身共にリラックスしているときの脳波だというのです。一生懸命勉強したり、頭を抱えて考えたりしたのにとんと思いつかなかったアイデアが、お風呂でふっと浮かんだこと、あなたにもあるでしょう。これはきっと、この不思議な脳波の働きによるものなのです。アルキメデスのひらめきは、お風呂でゆったりとリラックスしていたからこそ、訪れたのではないのでしょうか。
もっとリラックスするために、あなたのバスルームには何が必要ですか?たとえば、いつでもほんのりあたたかくて、でもさらっと乾いていて、新鮮でやわらかい空気の流れが絶え間なくある。そんな室内気候のバスルームはいかがでしょうか。
ピーエスはあなたのひらめきのお手伝いをします。
PS dialogue 2013.8
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